雪の予報で心配だったが、予想外にいい天気だった。ただ、やはり空気の冷たさはかなりのものだった。
先週の1回戦で勝ち取った大阪桐蔭との戦い。この経験はなかなかできない。公式ジャージを着ての対戦だからだ。
この試合のために準備をしてきたこと、それを自分のプライドとチームのプライドをかけて立ち向かい。その勇気をだせるかどうか。ラグビーが教育的に作られたスポーツであるゆえんでもある。
試合は開始早々からスピードの違いを見せつけられ、頑張ってタックルに入るものの大きくパスを飛ばされたりうまくずらされたりしてあっという間にトライを重ねられたが、PKを得てのラインアウトから練習してきたように攻めることができ、パスを躊躇したかのように動いたSH荒川の動きに相手がつられてパスを受けた安藤の前にギャップができた。そこを見逃さずに抜け出し、トライを返す。
そのあとは、重い相手FWに力負けしゴール前のサイド攻撃では粘ってはいるもののトライを奪われ続ける。
ときおり、ボールを取り返すこともできたし、宮本のサイドアタックからの高橋のつなぎもゲインできることがわかった。安藤が勝負に出てオフロードで走りこむことさえ合わせることができれば、突破できる可能性も見えた。
大敗はしたけれども、収穫が多い試合だった。これから春に向けて個人個人が何が足りなくて、何をしなければならないのか、気づきの多い一日となった。
それもこれも15人で試合ができるようにしてくれた薮崎、安田の入部のおかげ。
もう一度、身体の作り直し。春に向けてウエイトトレーニングとパワートレーニングを徹底する。
天王寺 7-78 大阪桐蔭